元禄~町人文化隆盛三三〇年記念

日光東照宮奉納美術展覧会「平成」

開催報告

平成30年9月8日(土)〜11日(火)の4日間、日光東照宮客殿において日光東照宮奉納美術展覧会「平成」が開催された。
本展は、展覧会の名称通り、東照宮へ優れた美術作品を奉納するものとなっているが、その奉納作品は翌年、日光市内及び周辺の県地域に永代貸与(25点の特別展示作品は除く)される仕組みとなっている。
本展の開催趣意は平成の文化隆盛祈願となり、そのきっかけは、本年から330年前の江戸の町人文化を隆盛させた「元禄」にある。その隆盛に肖って、平成最後の年に地域貢献から発信する世界平和の重要なアイテムとなる芸術文化を振興しながら、教育や福祉、更には一般公共にも寄与する永代貸与事業に優れた芸術家にご協力を頂く展覧会として開催された。
東照宮では、奉納された作品を宮内に保管のみでは作品の価値を有効活用出来ないと考え、公共施設や教育施設、更には福祉施設に展示することで、御祭神徳川家康公の願った天下泰平の世を芸術という分野で成していこうという意向のもとに断行している。
これまで奉納事業として行った永代貸与式は2回開催され、各地域の公共、教育、福祉施設に既に常設されており、今回の展示作品は翌年の夏に第3回日光東照宮永代貸与式で、披露され貸与の運びとなる予定。

開会式

9月8日午後2時。共催の日光東照宮稲葉久雄宮司、一般社団法人世界芸術文化交流会赤尾信敏最高顧問、同石川文隆代表理事、同宗像克元東洋芸術顧問の出席とご来賓日光市教育委員会齋藤孝雄教育長のご出席を賜り、出展者の出席は54名、同行者を合わせると凡そ120名を超える参加となった。
そのほか、ライブペインティング奉納の白日会常任委員広田稔氏、その解説にあたった同会常任委員寺久保文宣氏にもご参加頂いた。
開会式はライブペインティングの後にWAC東洋芸術顧問宗像克元氏の総評で締め括られた。
次に「芸術奉納之儀」特別ご祈祷のため、美術家は本殿に移り、御祈祷を受け、式典は終了した。
本展は9月11日午後5時で会期を終え、4日間で522名(芳名帳調べ)以上の来場数となり、地元新聞社の下野新聞でも開催が大々的に報じられた。
東照宮稲葉久雄宮司による開会宣言 日光市教育委員会齋藤孝雄教育長祝辞 WAC赤尾信敏最高顧問祝辞

ライブペインティング

開会式のイベントとして、白日会常任委員の広田稔氏によるライブペインティングが行われた。

広田氏によると巫女を描くのは初めての試みで、例年白日会で行われるクロッキー講座では、5分という短い時間で木炭などでモノクロに仕上げているが、今回は主催の希望として彩色までを依頼した。
彩色するには20分を要する可能性があると事前に知らされていたが、見事に15分という短時間で仕上げ、開会式に参加した方々の拍手喝采を浴び、イベントは成功と言って間違いないだろう。

描く途中には、同会常任委員寺久保氏の解説が入り、仕上がる段取りを見る者の理解を促す効果があった。

 
   
東照宮の巫女をモデルにライブペインティングする広田稔氏(白日会常任委員)    
     
   
ライブペインティングを解説する寺久保文宣氏(白日会常任委員)    

芸術奉納之儀(特別御祈祷)

日光東照宮本殿将軍着座の間にて芸術奉納之儀が営まれた。三代将軍家光公も頭を垂れて祈りを捧げた厳粛な雰囲気を参加者も感じ取っていた。
 
 
本殿将軍着座の間で行われた芸術奉納特別御祈祷、54名の芸術家とWAC役員3名が参加  
   

「作品奉納受納書」並びに「日光東照宮地域貢献芸術殿堂作家之証」授与式
(写真は「日光東照宮地域貢献芸術殿堂作家之証」を受け取った日本画家中島茂夫氏。右は稲葉宮司)

 

   
 
WAC東洋芸術顧問宗像克元氏による開会式総評と祝辞  
   
 客殿前にて稲葉宮司を中央に記念撮影

 

平成30年9月8日(土)〜11日(火)の4日間、日光東照宮客殿で開催された日光東照宮奉納美術展覧会「平成」において、以下の募金を行いました。
ご来場頂き募金をして下さった皆様に感謝致しますと共に、以下詳細をお報せ致します。

●平成30年北海道胆振東部地震災害義援金の26,259円は平成30年9月20日に社会福祉法人北海道共同募金会に納めました。

●平成30年7月豪雨災害義援金の26,258円は平成30年9月20日に社会福祉法人中央共同募金に納めました。