日本とイタリアの美術文化交流 日伊国交樹立150周年記念

「日本イタリア友好教育美術展」開催報告

  

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展覧会概要

去る3月8日(火)〜13日(日)に「銀座アートホール」にて「日本イタリア友好教育美術展」が行われた。これは、イタリアと日本の国交樹立150年を本年に迎えたことから両国の末永い友好関係を築くと共に平和への祈りを捧げることを目的として開催されたものである。

本展では、イタリアにおける初期ルネサンスの聖地からルネサンス史学権威のピエールジャコモ・ペトリオーリ博士(以降:ペトリオーリ博士)、現代のシエナ派と称されるプリズマ・マルチメディア協会会長ダニエーレ・サッソン博士(以降:サッソン博士)の両名を同会期中の3月12日(土)に講演される「日伊芸術から見る友好の証」の美術教育レクチャー特別講師として招請した。

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ペトリオーリ博士(右)、サッソン博士(中央右)が作品を鑑賞している様子

 

 

 

 

 

会場は1階、2階を使用しており、展示総数は日本画、洋画、水墨画、書、工芸など217点にも上った。また、シエナ美術家の作品も7点程展示された。2階展示会場にはイタリア・ルネサンスの四大芸術都市の名を冠して四ブースに区分され、ローマブース(以後:ブース=B)には芸術家吉原生城先生、ヴェネツィアBには洋画家永井壽美子先生、フィレンツェBには工芸家原ハル先生、シエナBには書家鈴木清玄先生が指定され、それぞれ10〜15点の小個展を催した。

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展示の様子

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1階展示作品

 

 

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2階ブース展示の様子1

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2階ブース展示の様子2

 

美術教育レクチャー

3月12日、銀座アートホールにて、午後1時30分から約15分間ずつ、3回に分けて美術教育レクチャー「日伊芸術から見える友好の証」が行われた。ペトリオーリ、サッソン両博士は、本展が日本とイタリアのこれまでの友好関係と両国の芸術を対比させ、互いの物の捉え方や見方や共通性を検証することによって更なる友好を訴えた。

サッソン博士は15世紀イタリアの初期〜盛期ルネサンスの作品を中心に、遠近法を活用して奥行きが現代にどう伝わってきたのかを検証し、ペトリオーリ博士は15世紀イタリアの初期ルネサンスに描かれた日本人が知らなかったであろう絵画を紹介すると共に、日本とイタリアの芸術がどう繋がったのかを紹介した。

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ペトリオーリ博士のレクチャー

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サッソン博士のレクチャー

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レクチャー会場の様子

 

今回の銀座アートホールは1階正面がガラス張りになっており、通りから中の様子を覗けたことから、一般来場者にも気軽に入場頂けるという意味で利点を得ることが出来た。そうしたことも一因となり初日から客足は絶えず、6日間の展示期間で延べ1500人超の来場者数となり、この度の「日本イタリア友好教育美術展」は成功裏に幕を閉じた。

 

 

ご来賓紹介

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日展会員 杭迫柏樹 先生

 

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日展準会員 曽剣雄 先生

 

WAC顧問

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赤尾信敏 最高顧問

 

 

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宗像克元 東洋芸術顧問

 

会期:2016年3月8日(火)~3月13日(日)
会場:銀座アートホール
主催:一般社団法人世界芸術文化交流会
後援:シエナ美術館/聖マリア・デッラ・スカラ救済院子供美術館/カゼリ高等研究所/公益財団法人日伊協会
協力:プリズマ・マルチメディア協会(イタリア・シエナ)
運営:株式会社フィネス
企画監修者:
ピエールジャコモ・ペトリオーリ博士
元フィレンツェ大学芸術学部美術史教授(博士号)
現在オレゴン州立大学イタリア校芸術学部美術史教授主にヴァザーリの著した美術家列伝の検証にあたり、イタリア・ルネサンスの史学権威として有名。更に同じくヴァザーリの遺した美術家列伝を検証したミラネージェの著書も史実検証にあたっている。
ダニエーレ・サッソン博士
イタリア・シエナを拠点に活動する美術家。プリズマ・マルチメディア協会(シエナ)の会長を務め、シエナの現代美術の権威として知られる。